2023年8月20日メッセージ「わたしたちは心を一つに」サムエル記14章1~15節

戦車・剣・武具をたくさん持ち、十倍以上の数の兵士たちを持つペリシテ人を前に、ヨナタンは、武器を持つ従卒と二人で、そっと陣営を抜け出し、川を渡ってペリシテの先陣に向かって行きました。なぜこういう大胆な行動ができるのでしょうか。

彼らがこの攻撃に向かった時、6節には、ヨナタンは「主が我々二人のために計らってくださるにちがいない」と言いました。この節は新改訳聖書では「おそらく、がわれわれに味方してくださるだろう。」となっています。ヘブライ語を直訳すると、「主が我々のために行動されるだろう」ということです。つまり、主なる神が自分たちのために行動して下さることに寄り頼んで彼らは出発したのです。また、ヨナタンが主なる神に信頼して出陣できたのは背後には武器を持つ従卒の存在があったということです。彼の神への信頼、信仰は、一心同体である仲間との交わりによって支えられているのです。このように心を一つにする信仰の仲間と共にあるからこそ、彼は大胆に出陣ができたのです。

同じように、東京北教会の会堂建築も地域協働の働きも一心同体の協働教会、賛同教会、日本全国のバプテスト教会と共にあるからこそ、一つ一つの働きが実現できたのです。また私たちが、教会において、信仰の仲間たちとの交わりを与えられていることの大きな恵みがここに示されています。そして皆さんと心を一つにして、主がみ業を行って下さることを信じて交わりの中で待ち望みつつ歩むのです。          〔郭 修岩〕

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