2023年10月29日メッセージ「神の平安に守られて」フィリピの信徒への手紙4章4~7節

10月19日~21日、女性連合総会・50周年記念の信徒大会が多くの方がたのご奉仕とお祈りに支えられ守られました。ありがとうございました。はじめてのハイブリッドで4年ぶりの集会、福岡での開催。日々約400人が集う大会は、準備段階から予想以上に大変なことでした。9月にはアジアバプテスト女性連合(ABWU)大会でインドネシアに行き、50周年記念誌も同時に発行し、機構改革も同時並行です。そんな中、多くの大会奉仕者の方々と連携し、祈り励まし合い準備を重ねてきました。それでも直前まで、心騒ぐことや痛むことが続いて、正直、笑顔になれない、喜べない、どうなるかわからない不安やおそれをギリギリまで抱えていました。
出発前、ある友人に「毎日、平安を祈ってる」と言われました。そうか!私の中には平安がないのだ、と初めて気がついたくらい、自分自身をみつめる余裕もなかったのです。
それから、あるみ言葉が心の内から湧き上がり続けました。それが、フィリピ4:6-7節です。出身教会の早天礼拝で毎朝そらんじた、このみ言葉が、いつも体の奥深く内側から泉のように湧きあがってきました。すると、ずいぶん心は落ち着いてきて、「感謝と祈りと笑顔」を心がけようと思い、周囲にも伝え始めました。多くの信仰の友の祈りとそれを受けてくださる神の深い憐みによってすべてが支えられていることを深く確信しました。
時代の狭間の中で、不安定で曖昧な状況の中でもがくことを受け入れつつ、「恵みと希望」の内にあることを信じていきたいと思います。それには互いの存在を認めあい、痛みを共有・共感しあえる場、聴きあい、そして祈り、喜びを分かち合える共同体の存在が大切です。キリスト・イエスにあって注がれる神の憐みと恵みが溢れる場・空間を東京北教会で、作り上げられつつあることを感謝し、ともにイエスにあって感謝の祈りと願いをもって神の平安の守りを確認しつつ歩んでいきたいと願います。〔米本裕見子〕

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