2022年3月27日メッセージ「キリストによる大逆転」フィリピの信徒への手紙3章1~11節

パウロが3章に「主において喜びなさい」ところから始まります。しかし、次の瞬間、彼はフィリピの信徒に喜びの人生を手に入れることに影響を与えない一つのことを、何度も思い出させなければならないと感じたのです。パウロは3章で、人生の追求の方向を肉体に頼る人生とキリストに頼る人生を2つに分けています。

一、肉体に頼る人生

パウロは割礼を受けることを救いの根拠としたように、自分の行い、持っているもの、また主イエス以外のものに救いを頼ることを、肉に頼ると表現しています。わたしたちも、名誉、権力、成績のようなものではなくても、どこかで自分が誇りに思い、頼られるものが、絶対のように思っていることがあります。しかしそれは、わたしの罪を赦したり、死の中から救ったりできるのでしょうか。このレントの時期にもう一度考える必要があるのです。

二、キリストに頼る人生

パウロは自分が肉に頼って誇れるものを全て損失と見なすようになったと言うのです。しかし、主イエス・キリストを知って、パウロに価値の大転換が起こったのです。パウロのように、ただ主にのみ頼る時、弱いわたしたちに、主の力が、すべてを新しくする力が、いっぱいに満たされるのです。わたしたちの弱さの中に、主の力が豊かに働いて下さるのです。そして、わたしたちのために命を捨てて、人生を支え、復活を約束して下さる主イエスに頼ることが、どのような時も、いつも共にいて下さることを、喜ぶことが出来るのです。                          〔郭 修岩〕

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