2022年4月10日メッセージ「御心に適うことが行われますように」マルコによる福音書14章32~42節

今日でロウソクは最後の1本が消えて、闇が光に勝ったように見えます。イエスの十字架の苦難と死を黙想します。イエスは私たちの罪を背負って死にました。イエスの死と復活を考える大切な時です。

イエスのひどく恐れる姿に対して、弟子たちは眠っています。第一に、36節に「しかし、わたしが願うことではなく、御心に適うことが行われますように」とあります。イエスはひどく恐れてもだえている姿から、御心に従う姿に変わります。このイエスの祈りこそ、私たちを支えて力づけます。第二に、38節に「誘惑に陥らぬよう、目を覚まして祈っていなさい」とあります。弟子たちは過越の食事を食べ、ぶどう酒を飲みました。彼らは満腹して眠ってしまいました。イエスは彼らに目を覚ましていなさいと、また試みに陥らぬようにと励ましました。第三に、42節でイエスは「立て、行こう」と言われます。これはまずご自分の決断だと思います。同時に、失敗した弟子たちに向かっての励ましの言葉です。弟子たちは眠りから「立て、行こう」と聞きました。弟子たちの弱さを知っての、なお励ましです。

ロシア軍のウクライナ侵攻が連日報道されています。直ちにロシアは武力攻撃をやめるべきです。反面、ミャンマー軍のクーデターは報道されません。日本の政府がミヤンマー軍よりだからです。目を覚ましているとは、物事の本質を見極める事でもあるでしょう。                 〔魯 孝錬〕

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