ヤコブは双子の次男として幸せを手に入れようと、自分なりに策略を講じます。しかし、結果は、家から出されて遠くに行く事になります。
第一に、15節で「見よ、わたしはあなたと共にいる」と言われます。ヤコブは逃亡の道で、夢で神と出会わされます。不安の中で、主はヤコブの間違いを指摘するのではなく、「見よ、わたしはあなたと共にいる。…わたしはあなたを守り、…あなたに約束したことを果たすまで決して見捨てない」と言われました。第二に、ヤコブは、16節に「まことに、主がこの場所におられるのに、わたしは知らなかった」とあります。ヤコブは不安と絶望の中で、夢で主が共にいると言われました。外的には何にも変わっていないが、内的には全てが変わりました。記念碑を立て、その場所を神の家と名づけました。第三に、ヤコブの体験から、私の状況は見直されました。2年半前、突然の脳梗塞・脳出血で倒れ、入院しました。一晩で、体の右が麻痺されました。韓国語と日本語の読み書きの能力を失いました。絶望の中で病院でZoomの説教を聞きました。神はヤコブの夢で「見よ、わたしはあなたと共にいる」と言われました。全てを失ったと思う私に、この言葉は神の慰めと力になりました。御言葉は心の支えになりました。
行く道を見失う場合があります。その時に、神が共にいわれます。主の励ましと力づけに励まされます。また、教会の皆さまに支えられていることを感謝します。 〔魯 孝錬〕