サムエル記上1章5節に「主はハンナの胎を閉ざしておられた」とあります。ハンナの名前の意味は「恵み」です。神の恵みを受けている人が、実は不妊で苦しんでいます。しかし、ハンナは身ごもり出産し、その子を主に献げました。
第一に、6節に、「主は命を絶ち、また命を与え」とあります。これは、主にあってすべてを認める信仰です。私たちに起こる良いことも悪いことも、主の主権のもとに行われる事を告白します。ここで主への信頼がなくなる時、この世の出来事を否定的に捉えるのです。神さまが支配され、主の統治を認めます。私たちは、愛する者の死を前に、神さまの支配を告白することは中々難しいです。しかし、時間が過ぎて、私たちの人生にこれを告白していく事を願います。
第二に、Rさんの苦しみに、主の伴いを祈っています。彼女は私にとって日本のお母さんのような存在です。私の子どもたちが赤ちゃんの時から、留美さんが子どもメッセージをする時は、子どもを抱っこして下さいました。私たちが教会のことを相談すると、神さまに信頼して祈ってみましょうと励ましてくれました。その笑顔と神さまへの熱い信仰に助けられました。編み物教室は30年以上も続けました。必ず御言葉を30分、聞いてから続けました。主の宮を建てる委員会のメンバーでした。Rさんは、2022年10月10日の献堂式の祈りの際に、教会の35年の歩みに共におられた神さまを賛美しました。Rさんに主が伴われ、ご家族たちに主の支えをお祈りいたします。
〔魯 孝錬〕