2025年4月27日メッセージ「キリストの証人になる」ルカによる福音書24章36~49節

ルカによる福音書24章36~49節では、復活したイエス・キリストが弟子たちの前に現れ、彼らを「キリストの証人」として派遣する場面を中心に語られています。復活を信じられなかった弟子たちに、イエスは「平和があるように」と語りかけ、手や足を見せ、焼いた魚を食べるなどして、亡霊ではなく実際に復活した体を持つ存在であることを示されました。そして、彼らの「心の目」を開いて聖書の言葉の意味を理解させ、メシアの死と復活が神の計画であり、それが聖書に預言されていたことを教えます。弟子たちはその体験を通じて力づけられ、やがて聖霊を受けて世界中に福音を宣べ伝える者となっていきます。現代に生きる私たちもまた、復活の主に出会った者として、同じ使命を受けています。信仰を語ることに不安を感じることもありますが、聖霊の助けと神の導きの中で、日々の言葉や行動を通してキリストを証ししていくよう励まされています。そしてその働きの実りは神が成長させてくださるという信頼のもと、私たちは「キリストの証人」として歩んでいくのです。          〔牧師 細井留美〕 

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