本日のメッセージは、ヨハネ福音書4章の「サマリアの女性とイエス」の物語を通して、「他者」との関わりを問い直すものである。当時、ユダヤ人はサマリア人や女性を社会的・宗教的に隔てていたが、イエスはその壁を越え、軽蔑されていた一人の女性と対話し、自らの渇きを分かち合われた。この姿は、差別や偏見に縛られた人間のあり方を打ち破るものである。四旬節は、灰に象徴される人間の有限性を覚え、へりくだりと悔い改めに生きる時であると同時に、これまで避けてきた「他者」に心を開く季節でもある。女性、異邦人、貧しい人、疎外された人々を尊び、共に生きることが求められている。サマリアの女性が最初の伝道者となったように、周縁に置かれた者が神の働きに用いられる。教会もまた、よそ者を迎え入れ、共に食卓を囲み、同情を越えて連帯し、正義と平和のために歩む共同体であるべきである。祈りを通して他者とつながるとき、神は私たちの心を変え、境界を越える愛へと導かれる。四旬節の学びとして、差別のないキリストの愛に倣い、すべての人と共に歩むことが勧められている。〔マウマウイン師〕