3節では、「四人の男」だけが病人のため動いているようですが、実は多数の人々が「四人に担がれた」人を運んて来ます。しかし、群衆のためにイエスに行けませんでした。彼らは諦めず、屋根に登ってイエスのいる所に穴を開け、病人をつり降ろしました。
第一に、5節に、イエスは中風の人に「子よ、あなたの罪は赦される」と言われました。中風の人にとって罪を赦されたと言うのは至急な問題ではありません。イエスはこれを機に律法学者と対話をしました。ある牧師が、タンポポは風に飛ばされ、ある地に根を下ろしたように、私たちの人生は何処からも新しく出発できると言いました。しかし、彼らは、病人の解放には関心がなく、イエスを「神を冒涜している」と結論づけました。第二に、10節に「人の子が地上で罪を赦す権威を持っている事を知らせよう」と言われます。この奇跡は、イエスが神から「権威」、あるいは「全能」を委ねられていることを明らかにします。しかし、律法学者たちはイエスの言葉を信じられません。イエスはその権威を持っている事を示されました。11節で、イエスは「わたしがあなたに言う。起き上がり、床を担いで家にかえりなさい」と言われ、そのようになりました。
イエスは罪を赦す権威を持っています。しかし、律法学者はこれは神を冒頭した行為だと見ました。今の教会も沢山の間違いをします。私たちは自分の姿を新しく見ることをし続けたいです。 〔魯 孝錬〕