2022年9月11日メッセージ「一つとなる神の民」エゼキエル書37章15~28節

2011年3月11日、東日本大震災が起き、その際に原発事故が発生しました。住民たちはバラバラになり、心に大きな傷を負いました。その痛みを共有することは困難でした。今度は、2019年3月に新型コロナが流行りました。見えないウィルスは、原発事故の怖さと似ています。私たちは今より安全な方法を探したいです。

さて、主はエゼキエルに「1本の木に「ユダ」と書き記し、別の木に「ヨセフ」(イスラエル)と書き記し、あなたの手の中で一つとなる」と言われました。国は滅ぼされましたが、預言者は南北の国が統一王国になると言いました。第一に、神は、23節に「彼らはわたしの民となり、わたしは彼らの神となる」とあります。南ユダと北イスラエルは、135年差でアッシリアとバビロンに敗北しました。しかし、神はその南北を1つとさせ、一人の王を立てると言います。第二に、24節に「一人の牧者が彼らすべての牧者となる」とあります。これは、ダビデのような、指導者が現れる事です。全てを失った人々を前に、神はダビデのような指導者を立てると約束しました。一人の牧者(羊飼い)の現れが預言されています。果たして、牧者は誰でしょうか。第三に、ヨハネ10:16、「羊は一人の羊飼いに(新改訳ー牧者)導かれ、一つになる」とあります。この羊飼いが旧約聖書と違うのは、羊を守るために、自分の命を投げられると言いました。また、囲いに入っていない他の羊も導びかれるとは、異邦人をも救われると言うことです。

時には、私たちの期待とは違う形で、神さまの御心は成し遂げられます。主を信じて、多様な考え方を尊重しながら、歩んでいきましょう。           [魯 孝錬]

関連記事