2024年2月4日メッセージ「ヨセフの夢」創世記37章1~11、28~36節

 ヨセフの話は、37章で夢の話から始まります。7節に「兄さんたちの束が周りに集まり、私の束にひれ伏しました」とあります。結果、兄たちはヨセフを益々憎みました。また。9節で「日と月と十一の星が私にひれ伏していたのです」と言います。これははっきりした未来ですが、実際には一人で祈り、あるいは、御言葉に聞き、共に聞き、共に祈り、ある集会に参加する事を通して、少しずつ知るようになります。重要なのは、道が色々ある事であることを覚えたいです。
一つに、28節に「彼らはヨセフをエジプトへ連れて行った」とあります。お兄さんたちはヨセフを妬みました。この妬みはヨセフをエジプトに売る事に発展しました。そして、兄弟たちは父ヤコブに嘘をつきました。ヤコブは「ヨセフは噛み殺されてしまったのだ」と嘆きました。ヨセフは17歳で、言葉も文化も信仰も、全く違う環境に放り込まれました。ここで、ユダとタマルの話が挿入されます。タマルは神殿娼婦の身に変装し、姑のユダと床を一緒にして、身籠もる話が紹介されます。タマルの話は、これから始まるヨセフの話が、どのような結末なのかを見せてくれる役割をします。タマルの話も、ヨセフの話も、「主が共におられた」という話です。
私たちの前には、様々な問題が立ちはだかっています。タマルが「ダビデ」の系図に乗り、ヨセフが置かれている状況で黙々と行きます。私たちもまた自分の生活を一生懸命に、祈りながら生きていきましょう。                〔牧師 魯 孝錬〕

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