2024年7月7日メッセージ「外国人も聖霊を受ける」使徒言行録10章44~48節

 弟子たちもユダヤ教の中で、伝道していました。しかし、聖霊の働きは、ユダヤ人の枠を超えて、外国人も取り込んで全く新しい方向へ動きました。聖霊の働きは、ユダヤ人キリスト者たちの想像を超えて、外国人にまで伝えて、差別なく人々に伝えています。
 ペトロと一緒に来た人たちは皆、外国人にも聖霊の賜物が注がれたのを見て驚きました。「聖霊の賜物」とは、どう言った事でしょうか。今では、その時が過ぎて、振り返ってみた時に、ああそう言う事だったのかと分かるものです。皆で祈ることを通して、私たちが心を主にどのように合わせて行くかが重要です。当時はキリスト教の初期で、ユダヤ人キリスト者と外国人キリスト者との間に、摩擦がありました。外国人が異言を語り、神を賛美していたとあります。異言を語る事が何を意味しているのか、正確に分かりません。神を賛美する事は確かに分かります。外国人たちも、ユダヤ人キリスト者同様に聖霊を受けています。さらに、ペトロはエルサレムの宗教会議で一生懸命に、外国人キリスト者を弁護します。このように、聖霊の働きは、一貫して「差別をなくす」道を進めています。聖霊の働きは、人間の考えを遥かに超えて行われます。
 共に力を合わせて、祈る中、御言葉を読んでいく中、主の言葉を黙想する中、神の御心が、聖霊の賜物が、理解できてくるでしょう。完全に理解しなくても、共に主に祈る事を続けたいと思います。間違った場合は、きっと別の道を備えて下さる事でしょう。〔牧師 魯 孝錬〕    

関連記事