本日の聖書箇所は、マタイによる福音書2章、東方の学者たちが幼子イエスを訪ねた物語です。この物語は、救い主の誕生と同時に、人々がその方にどのように向き合ったかを描いています。東方の学者たちは、星というしるしを手がかりに「真の王」を探し求め、遠い旅を経てイエスに出会い、礼拝をささげました。一方、ヘロデ王やエルサレムの人々は、自分の地位や安定が脅かされることを恐れ、救い主の誕生を喜ぶことができませんでした。また、祭司長や律法学者たちは聖書の知識を持ちながらも、実際に救い主に会いに行くことはありませんでした。
この対照的な姿は、現代を生きる私たちにも問いを投げかけます。私たちは本当に真の王を求めているでしょうか。それとも、富や地位、自分自身の正しさを王のように置いてはいないでしょうか。東方の学者たちは、完全に理解していたからではなく、与えられた小さなしるしに応えて歩み出したことで、救い主に導かれました。イエスと出会った彼らが「別の道」を通って帰ったように、真の王に出会うとき、私たちの歩みも新しくされます。新しい年も、真の王イエス・キリストを探し求め、礼拝する歩みを大切にしていきたいと思います。〔牧師 細井留美〕