とある日曜
日曜日、朝10時。子供たちが教会に集まってきます。お母さんに抱っこされた赤ちゃんから、小学生、中高生まで。みんな一緒に、日本語と英語で讃美歌を歌い、神様についてのやさしいお話を聞きます。それから、3つのクラスに分かれ、おちびさんたちのキッズクラス、小学生のジュニアクラスは、それぞれ外へ遊びに行きます。小6以上のユースクラスは、お茶とお菓子を囲んで楽しくお喋りをします。
11時が近づくと、大人たちも次々とやってきます。「おはようございます!」まずは、近くの席の人たちと握手をして、互いに歓迎しあうところから礼拝が始まります。小さな礼拝堂いっぱいに讃美歌が響き、聖書朗読、祈り、メッセージへとプログラムは進みます。部屋の隅で遊んでいる赤ちゃんたちが時々さわがしくするけれど、彼らも立派な礼拝の参加者です。
礼拝が終わると、コーヒーやお茶を飲みながら、自由に談笑するひとときとなります。小さな礼拝堂に、今度は皆の笑い声が響きます。
無条件の愛に出会って
私は教会に行くとほっとします。ここでは自分を飾る必要がないからです。ありのままの自分を受け入れてもらえる・・・・そんな安心感を覚えるのです。
思い起こせば、私は教会で神様に出会うまでは、いつもいつも不安に追い立てられていたような気がします。小さな頃から、人の目が気になって、自分に自信がもてずにいました。周囲の期待に応えたい、自分の理想とする人間になりたい・・・・そう思いつつも、とてもそうはできないという現実に直面したとき、私は深く失望しました。私はいつも背伸びして、自分ではないものになろうとしてきました。誰も「そのままでいいんだよ」とは言ってくれなかったからです。
でも、私は教会で、私のすべてをそっくりそのまま受け入れてくださる方に出会いました。自分自身でも愛せないような、こんな欠点だらけの私をまるごと受け入れ、赦し、愛してくださる神様に。
ローマの信徒への手紙5:8
私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死んでくださったことにより、神は私たちに対する愛を示されました。
この、無条件の、一方的な愛に出会った人たちが教会には集まっているのです。だから、一人一人がそれぞれの個性を認めあい、受け入れあうことができるのです。
あなたがあなたになれる場所
あなたも、心に疲れを覚えたとき、教会に足を運んでみませんか。ここは、日々の生活で背負い込んだ重荷を下ろす場所です。見失った自分を見つける場所です。教会はいつもあなたをお待ちしています。