マタイは最初アブラハムとダビデから始まる系図を記します。そこに外国人女性たちが登場します。次に、ヨセフの苦しい結婚の話と、生まれて来るのがインマヌエル(神は私たちと共におられる)と預言されます。次に、東方の博士たち(外国人)が、赤ちゃんを拝むことが記されます。ユダヤ人は到底受けいれることが出来ませんでした。
ヘロデが死にますと、「主の天使が」ヨセフに現れて、イスラエルに戻りなさい、と言いました。ヨセフは、ヘロデの息子がユダヤを治めたので、そこへ行く事を恐れました。神は別の道を示されます。神の計画もその人の状況によって変わるものです。イエスはナザレで疎外された人々と共に成長しました。そして、この事を預言の実現として見ています。現代に置き換えると、不確かさの中で神の御心を常に訪ねていく、同じ信仰の仲間と一緒に祈って、一歩一歩進む事です。
私は2年間日本への留学をし、迷いの中で、神学校の道を選びました。卒業の頃、東京北教会から招聘を受け、祈りして赴任しました。3年ずつ招聘を経ながら、教会と自分たちのズレを修正しました。教会の人々の悲しみや喜びを共にしました。迷いの中に祈りながら進みました。協力牧師が共に祈って歩んでくれました。私が病気で倒れて、またコロナと言う環境で、教会は建築を皆で力を合わせてしました。郭先生が与えられ、教会を元気づけ、多文化への跳躍を助けてくれました。その中で、一人ひとりが主に用いられている事を神に感謝します。振り替えてみて、迷いながら歩みの中に主が共にいること感じます。 〔牧師 魯 孝錬〕