メッセージ

2025年8月3日メッセージ「エジプトの総理大臣になる」創世記41章1、25~26節

 41章1節の「それから2年経って」とは、給仕役の長が自分の夢を解いてくれたヨセフの事を忘れてしまってから、2年が経ったという事です。しかし、神は以前と同様に働きかけて下さいました。私たちも自分の思い通りに、事柄が進まない事があります。その時こそ神が働く時です。ヨセフはこの期間を監獄で日常生活を送りながら、待ち続けていたのでしょう。私たちに必要なことは、祈る事と共に、待つ事も大切です。待つことは神の働きを信じる事でもあります。
ファラオは夢を見ます。痩せ細った7頭の雌牛が、7頭のよく太った雌牛を食い尽くした夢です。次は、痩せ細った7つの穂が、よく実った7つの穂を呑み込みました。給仕役の長はヨセフの事を思い出して、ファラオのためにヨセフを監獄から呼び出しました。ヨセフはファラオの夢は1つだと言います。よく太った雌牛と、よく実った穂とは、7年の豊作だと言います。その次に、痩せた雌牛と、痩せた干からびた穂も、7年の飢饉だと言います。ヨセフは対策も語ります。人を立てて、7年の豊作の間に、次の7年の飢饉のため準備するように言います。ファラオはヨセフを総理大臣に立てました。
究極的には、ヨセフのお父さんとお兄さんたちを、飢饉から救って生き延びるようにするための出来事でした。今も私たちの人生において、色々な事が起きます。時には納得の行かない出来事に遭遇します。主に聴きながら、信仰の友と祈り合いながら、生きていきましょう。結果を主に委ねて、今出来ることに最善を尽くしましょう。
 〔牧師 魯 孝錬〕  

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