ヨハネ14章15~31節で、イエスさまは十字架の死を前に、弟子たちに別れの言葉を語られました。動揺する弟子たちに、イエスさまは「あなたがたをみなしごにはしない」と約束し、「弁護者(助け主)」である聖霊を遣わして、いつまでも共にいると告げられます。たとえ目には見えなくても、聖霊を通してイエスさまは私たちの内に住み、慰めと真理を示してくださいます。
イエスさまはまた、「わたしの掟を受け入れ、それを守る人は、わたしを愛する者である」と語られます。その掟とは「互いに愛し合うこと」。私たちがこの愛に生きるとき、神とイエスさまとの深い交わりが実現します。愛によって、私たちは神と、また互いと、しっかり結ばれるのです。
また、イエスさまは「平和を残す」と約束されました。それは世が与える一時的な安らぎではなく、神と共にあることから生まれる永遠の平和です。困難の中にあっても、イエスさまが共におられるという確信が、私たちの心を静め、力づけます。
豊かさや忙しさの中で、私たちは神を忘れがちです。しかし、イエスさまの教えに立ち返り、愛によって他者に仕えるとき、そこに神の国のしるしが現れます。「あなたを愛している。わたしはいつも共にいる。」――この約束を信じて歩むとき、私たちは愛によって結ばれ、平和のうちに生かされるのです。 〔牧師 細井留美〕