キリスト教と社会の関わり について考える本

『想起と和解』
ヴァイツゼッカー(著)、教文館
元ドイツ大統領ヴァイツゼッカーの就任演説を中心にドイツ人キリスト者としてのあり方を問う。

『解放の神学』
G.グティエレス(著)、岩波現代選書
貧しさにあえぐ人々と共にスラムに住み、神学のあり方を問うカトリック神学者グティエレス。解放の神学は21世紀に向けてのメッセージでもある。

『賀川豊彦』
隅谷三喜男(著)、岩波同時代ライブラリー
『死線を越えて』の著者として有名な賀川豊彦。彼は日本の平和運動、生協運動、労働運動の草分け的存在でもある。その多才な生き方を隅谷三喜男氏が記す。

『良心のトランペット』
マーチン・ルーサー キング(著)、みすず書房
アメリカ公民権運動のリーダーキング牧師の説教集。非暴力と平和について力説する本書は一読に値する。他に「自由への大いなる歩み」(岩波書店)、、「汝の敵を愛せ」(新教出版)、などがある。

『宗教改革と近代社会』
大塚 久雄(著)、みすず書房
近代資本主義と市民社会がキリスト教とどのような関わりを持ってきたのか。宗教改革を出発点に近代人の生き方に迫る。

『嵐の中の教会』
O. ブルーダー(著)、新教新書
ドイツの片田舎の教会で起こった出来事を綴った。全体主義の広がりゆく世の中で教会で何が起きたのかつぶさに知ることが出来る。

『服従と抵抗への道』
著者不明、新教新書

『戦後教会史と共に』
井上良雄(著)、新教出版社
教会生活と社会生活の二つの顔を持つことに陥りやすい私達ですが、全てにおいてキリストを主としていく生活とその葛藤を赤裸々に辿らせてくれます。

『教会が教会であるために』
渡辺信夫(著)、新教新書
渡辺信夫師の提言は、教会の罪責告白と、カルヴィニズムの教会理解に根ざしており、神学的に教会の現実を捉える感覚に多くの問題が統合されていきます。

『どこがどう違うキリスト教と仏教』
渡辺暢雄(著)、新教出版
渡辺暢雄先生が書いておられますので親しみをもって読めます。先生は西南をご卒業後、駒沢で仏教を学び、キリスト教と仏教とのキーポイントの比較を誰でもわかるように平易に書いておられます。名ばかり仏教徒を名乗り、頭からキリスト教を拒否する人と話しをする時知っていると助かることがたくさん書いてあります。

『近代日本の形成とキリスト教』
隅谷三喜男(著)、新教出版

『キリスト教徒文明の諸問題』
エミール・ブルンナー(著)、新教出版
「技術」「科学」「教育」「労働」「芸術」「富」「法」「権力」の問題について考える入門書。大学でこれから学ぼうとしている人必読の書。

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