2023年1月15日メッセージ「愛し合う神の家族」ヨハネの手紙4章7~12節

愛するという行動はとても難しいと思われますが、一体、自分、家族、隣人を愛する行動へと動かすものというのは何なのでしょうか。コリントの信徒への手紙二5:14節の前半には「なぜなら、キリストの愛が私たちを駆り立てているからです」とあります。この駆り立てるという動詞は口語訳では「強く迫っている」、新改訳では「捕らえている」、また「強く促す」、「支配する」などと訳されています。

聖書で、「互いに愛し合いましょう」と勧めてきています。その根拠は8節の後半に「神は愛だからです」と書いたからです。わたしたちは、イエス様に出会い「愛される者」であることを知り、聖霊によって「愛する者」へと変えられていくのです。神さまは愛であり、愛の根源でもあります。互いに愛し合うことは私たちに対する呼びかけであることにとどまらず、すべての者に対する命令、義務であることがわかるのです。それは重苦しい義務ではなく、神の愛が、日々に私たちの間において実現していく道筋に参加するようにという喜ばしい招きとしての義務なのです。

私たちが互いに愛し合う基盤である神の愛、父なる神が御子イエス•キリストによって私たちに注いでくださった神の愛、この愛で愛され、愛が分かち合われて私たちが一つにされるのです。神様によって愛され、キリストの愛で愛され、その愛に教えられ、愛を互いに分かち合いながら、互いに愛し合うべきという命令に生きていく。この愛によって、生かされる群であり、愛し合う神の家族となるのです。               〔郭 修岩〕

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